ACR-Iカードについてまとめてみました。  (2005年5月27日 更 新)

ACR−Iカードとは、現在紙ベースで入国管理局(イミグレ)に保管してあるACR(外国人登録証)をクレジットカードタイプのアイデンティファイ・カー ド化しようとする制度です。
現在の申請期限は、2005年12月31日までです。

ACR−Iカード制度施行ガイドライン  英文(2004年2月24日)入国管理局ホームページ参照
         同             和文(当所訳)

【経緯】
 2003年の12月に施行ガイドラインが出され、このときは2004年6月30日が申請期限でした。その後、手数料の問題等があり実施が延期されていま したが、2004年12月にメモランダムオーダーが出され、2005年3月末がその手続き期限となりました。2005年3月4日には、AFF05−010がでて、その申請期限が90日延長(2005年6月30日まで)に なっております外国商工 会議所では、さらにこの申請期限を2005年末にするように要望するところです。→申請期限が 12月31日までになりました。

問題点】
 たくさんあります。詳細は1月31日にDTIのプリシマ長 官に要望しているレターの内容をご覧ください。
  1. まず、入国管理局の内部でさえ、このACR−Iカードの制度が認知されておらず、誰に聞いても正しい答えが返ってこないこと。これは、入国管 理局内の準備不足も原因にあります。
  2. フィリピン全土でマニラ市のイントラムロスの本局にしか申請用の機械がないこと。申請時間の予約もできないので老人、子供を含む外国人が長時 間受付窓口に並ぶことが予想されます。
  3. 全対象外国人が申請するのには期間が十分でないこと。
  4. もし、ACR−Iカードを取得してもそれを読み取る機械がどこの空港、港にもまだないこと。出入国の記録をカードに入れるのならば、国際便、 国際航路のある空港、港には読み取り機を設置しなければならないはずです。
  5. このカードを保有すれば、ECC(Emigration Clearance Certificate:移民許可証明−1年に1度提出する写真つきの白い紙),SRC(Special Return Certificate:特別帰国証明−緑色や水色の冊子)が不要になるとのことだが、毎回出国時にかかる費用も不要になるのかが不明
【PEZA企業の人は対象になるのか】
 これも、入国管理局内部でも違う答えが返ってきます。ただし、2004 年4月 21日付けの入国管理局のPEZA支局からPEZAあてに出たレターでは、任意にACRを申し込み持っている人はPEZAの人でも対象となる、 ACRを持っていないPEZAの人は対象外との見方を示しています。任意にACRを申し込んだPEZAの人とは、運転免許の切り替えなどでACRを求めら れて作成した方々です。
 


【商工会議所の要望活動】
2005年1月17日にアロヨ 大統領あてに、同1月31日付けでDTIプリシマ長官宛に外国商工会議所でレターを出しています。

 ◎2005年1月31日付けのプリシマ長官あてのレターで の要望事項
1)フィリピン全土での迅速なサービス体制の実行
2)87,500人のACR保有者がいてすでに9,000人がACRIカードを申請しているとのことだが、それでも期限 までに1日2,000人以上が申請するのは非現実的。期限を9月末までにしてマカティの入管にも機械を置くように要望する。
3)ACRIカードにSRC、ECCなどの機能が含まれるのかどうかが不明。含まれるならば今後SRC、ECCなどの費 用はより安くなるべき。
4)カード保有者へのメリットがいまだない。空港にカード保有者の専用レーンや読み取り機を早急に設置すべき。現状で は、このカード保有者もSRC、 ECCを取らなくてはいけなくなっている。
5)ACRの年次報告(アニュアルレポート)もこのカードに入れ込むべき
6)次の項目を入管に申し入れている。

  a) ACRIカードにSRCと再入国許可などを入れ込むべき。
  b)発行までにACRIカードは即時に機能させるべき−空 港や港で使えるようにするべき。
  c)すべての国際空港や国際港にカード 使用のインフラを整えるべき、
  d)イン トラムロス、マカティの入管事務所のほか、サンフェルナンド、アパリ、スービック、アンへレス、バタンガス、レガスピ、イロイ    ロ、セブ、タクロバ ン、サンボアンガ、カガヤンデオロ、スリガオ、ダバオに期限前に導入すべき
  e)新しい期限は現実的に導入できるも のにするべき。

 ◎入管からの回答:2005年2月3日付けで出したメモ ランダム・オーダーAFF−05− 006
1)SRCと再入国許可はACRIカー ドの中に入る。
2)ACR保有者の年次報告もACRI カードに含まれる。双方の手続きを一度に出来るようにする。
3)ACRIカード保有者の専用レーン をNAIA1、2の出入国ゲートに設ける。との回答があった。


【申請方法】
 申請に際しては、入国管理局において申請者本人の写真、指紋採取を行う必要がありますので、必ず申請者本人が入国管理局に赴いた上で申請を行う必要があ ります。

1)申請に必要な書類:・ 申請用紙(入国管理局にあります)
 ・外国人登録証(ACR)原本
 ・ICR(Immigrant Certification of Residence) 等申請者の査証に応じた証明書
 ・場合により、追加書類等を 求められることもあります。
(2)申請場所:入国管理局本局(住所:Magallanes Drive, Intramuros, Manila)。
 なお、メトロマニラ以外に居住されている方につきましては、 最寄りの入国管理局支局において切替手続きの可否 についてご照会ください。(2005年3月4日現在、フィリピン国内で申請できるのはイントラムロスの 本局だけです。)
(3)手数料:50米ドル(ペソ払いも可)